ジャガイモが教えてくれること

土から掘り起こされたジャガイモが再び土に戻る時。ジャガイモもさぞ嬉しいことでしょう。
一部は人間の体内に。
一部は再び土に戻り。
野菜たちは、そのまま自分の血や肉や骨となり、誰かの血や肉や骨になる。
ジャガイモや野菜たちは、人と共に、その種を存続させてきた。
言わば運命共同体のような命です。
農夫が種の存続に手を貸すその御礼として、とても美味しく、人の命を存続させる養分を与えてくれます。
ジャガイモが人の種の存続に貢献してくれるその御礼に、人は収穫の恵みを喜び、祭りごとを行い、天地の恵みに感謝して「いただきます」と食す。
食べる側と食べられる側は常に持ちつ持たれつのお互い様の関係です。
どちらが偉いとか、そういう対比の世界ではなく、どちらにとっても無くてはならない存在です。
人ひとりもまた然り。
無くてよい存在など無く、邪魔な存在など無く、ダメな存在など無く、あなたが日々何かを食しているのなら、あなたはこの地球にとって、その食べもにとって無くてはならない存在なのです。
今目の前の食べものは、あなたにとって、無くてはならない存在なのです。
「天地の恵み、箸を高く掲げて戴きます。」
失われた感謝の気持ちを今一度思い出して、今日を生きて参りましょう。



つきよみ   自然農園

神奈川県厚木市•伊勢原市のつきよみ自然農園。年間40種類以上の野菜を育てています。

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