【なぜ良い食べ物を食べているのに不調が続くのか?】
『身体に良い食べ物を選んで食べているのに、なぜか身体の不調が続いています』という方がいらっしゃいます。
『食べているものから人はできている』
それはある意味そうなのですが、それが本当ならば、身体に良い食べ物を食べている人は健康で元気になるのが道理というものです。
しかし現実は、ベジタリアンの方が癌を患っていたり、ヴィーガンの人が虚弱で覇気がなかったり、逆に肉食中心なのに病気知らずだったり、農薬や化学肥料で作られた野菜を毎日食べている人でも元気で幸せに生きていることもあります。
そのような事実を理解するためには『食べている人の心の状態』に焦点を当てる必要があります。
どんなに栄養満点の食事を摂っても、人の心が怒りのエネルギーなどで毒々しい状態でいると、食べ物の毒の要素と共鳴して、毒を吸収します。
人の心が清らかで元気だと、食べ物の毒の要素とは共鳴せず、食べ物の元気のエネルギーと共鳴して吸収します。そして食べ物の毒素は適切にデトックスされます。
ですから『身体に悪い』とされている食べ物を食べても、心が元気な人はなぜか元気なのです。
逆にどんなに『身体に良い』とされている食べ物を食べても、なぜか病気になってしまう人は、自らの心の状態を見つめ直して、心の毒素をデトックスしないと、いつまで立っても、食べ物の元気と共鳴することができません。
『では、食べ物に良い悪いは無いのでは?』というのも極論で、毒の要素の割合の多い少ないは当然あります。
また、自らのルーツによって、身体に合う食べ物と合わない食べ物があることも事実です。
ですから良い食事とは、『今の自分の身体に合っている毒素のなるべく少ない食べ物を感謝の想いで頂く』ということではないでしょうか。
どんな食べ物にも毒素というものはあります。根こそぎ毒素を抜くということは不可能です。
ゆえにアク抜きをしたり、さまざまな調理法があるわけですし、そもそも微量の毒素も人の身体のデトックス能力を高めるためには必要なのです。
自然農の畑で育てられた野菜を食べるのがベストな選択だとは思いますが、そのような野菜を育てたり、購入できたりする人が少ないのも現状です。
だから誰でも今すぐに出来ることを実践してみましょう。
目の前の命に感謝して、作ってくれた人に感謝して、共に食事をする家族や友に感謝して、食費を稼がせてくれる会社の人たちにも感謝して、さらに天地の恵みに感謝して、自分の身体を繋いできたご先祖様にも感謝して…。
と心を感謝の気で満たしましょう。そうすれば、命の元気の要素と共鳴して吸収し、自分にとって毒素となる要素は不調和なエネルギーとして、ちゃんとデトックスできます。
その感謝の実践をするために、食事の前にこのように唱えます。
『みんなみんなありがとう』
『みんなみんなしあわせに』
…
(心を込めて、心に一定の安らぎが生まれるまで何度も唱えます)
そして、
『戴きます』と言って食事を戴きます。
目の前の死んだ命の元気を戴いて、目の前の死んだ命の分まで、一所懸命に生きようとするでしょう。
死んだ命のおかげで存続していることを実感して、今生きている無数の命たち『みんな』に支えられて生きていられることを実感して、与えられた命で、みんなに貢献する生き方を選ぶようになるでしょう。
そして、自分の身体の細胞たち『みんな』に感謝するようになり、その細胞たちを幸せにしてあげるように振舞うようになるでしょう。
【食事以外の栄養源も意識する】
改めてシンプルに言うと、『心のデトックスを日々きちんとしていれば、食べ物のデトックスもきちんと出来る』ということです。
そもそも命が生きるための栄養源は食べ物だけではありません。
空気、風、太陽、熱、景色、香り、音、感触、人間関係、動植物との触れ合いなどなど…。
自分の六感(眼耳鼻舌身意)に触れる対象すべてが良くも悪くも栄養源となります。
そしてその触れる対象は自分の意識、無意識が選択している場合がほとんどです。
少食でも元気な人はとても元気です。むしろ少食でも、他のエネルギー源から良い要素を吸収している方が、元気な場合が多いです。
深くゆったりとした呼吸で気体の循環が穏やかな人は、少ない食べ物でも効率的にエネルギーを燃やすことができるので、少食でも十分に身体を働かせることができます。
太陽や風や水のエネルギーを程よく吸収して、筋肉を動かして働いていれば、食べ物で身体を温めなくても、自ずから身体がポカポカとしていて、たくさん食べなくても、適量で効率よく身体を動かすことができます。
舌や身以外の感覚器官で良いエネルギーを吸収している人は、すでにエネルギーを充電している状態なので、食べるものが少なくても、身体を燃やすことができて燃費が良くなります。
眼に触れる対象、
耳に触れる対象、
鼻に触れる対象、
舌に触れる対象、
身(体)に触れる対象、
意識に触れる対象…。
これらの対象を食事同様に、なるべく自分の心が元気で幸せになる対象を選択するように意識しましょう。
眼に触れて怒りや欲望が湧きすぎる対象は意識して遠ざけて、逆に眼に触れて、優しい気持ちになる、穏やかになる、安らぎが生まれる、癒される…。
そういう対象を意識して選んでいきましょう。
他の感覚器官も同様に、心(意識)が幸せになる対象を意識して選んでいきましょう。
そうすれば、善循環のエネルギーが巡り、善なる原因(要素)で満たされた今を続ければ、自ずから善なる結果が訪れます。
『言うは易し、行うは難し。』ではありますが、とにかくそのことを意識して過ごすことが大切です。
日々意識して過ごすための宣誓文を伝えておきます。
『私は自らの六感に悪しき要素を触れさせないように意識します。そして、善なる要素を意識して触れさせてあげます。善なる因の積み重ねが私を幸せに導き、ひとつひとつの生命を幸せに導きます。』
『みんなみんなありがとう』
『みんなみんなしあわせに』
(と何度も繰り返し唱えて、心に感謝のエネルギーと慈しみのエネルギーの善なる要素を触れさせます。感謝と慈しみの心のエネルギーが源となると、そのエネルギーから発動する想いや行動は、自ずから善となり、善なる対象が六感に触れ続けることとなります。)
【良い食べ物、悪い食べ物という概念も洗脳されている】
何が良い食べ物で何が悪い食べ物か。
私たちはどんな判断基準でそれらを区別しているのでしょうか?
売りたい側は売りたいものが『悪い』とは絶対に言いません。それが相手にとって悪影響を及ぼすとしても、なんとしても売りたいがゆえに『これはあなたに必要なものです』と無責任に勧めてくることもあります。
今はネット世界で、対立する企業が一般人のフリをしてワザとネガティブな情報を流布していることもあります。
メディアやネットの情報を鵜呑みにして『身体に良い』とい言うから買って食べたけど、体調が優れない…。でも著名な人が薦めるから、医者が薦めるから、科学者が薦めるから…。と、不調が続いているのに続ける…。
不調ならば身体からの『それはやめなさい』のサインなのですが、洗脳されているのでやめられません。
このように判断の基準が『他人の推薦』に偏りすぎている人は要注意です。他人の推薦を信じた結果が不調に繋がっているのですから、その判断基準自体を改めないと健康で幸せな人生はいつまで経っても訪れません。
本当に身体に良い食べ物とは、六感のすべてが喜びます。
◯まず見た目が美味しそう。
◯それを手に持った感触が気持ちいい。
◯切った時の音、噛んだ時の音が気持ちいい。
◯香りが美味しそう。噛んで味わっている時の香りも良い。
◯何より味が美味しい。
◯そして心が感謝と幸せで満たされている。
このような条件はすべて自分自身の六感の感覚を頼りにしています。
では、自分にとって身体に悪い食べ物とはどんなものでしょうか?
反対を挙げてみれば分かりやすいです。
◯まず見た目が不味そう。
◯手に持った感触が気持ち悪い。
◯切った時の音、噛んだ時の音が気持ち悪い。
◯臭い。噛んで味わっている時の香りも良くない。
◯不味い。
◯心が怒り(イライラ)や不満でいっぱい。
明らかに身体に悪いですよね。
味に関しては『良薬は口に苦し』などと言う格言もありますが、これも薬売りが作った格言でしょう。
苦味や辛味などは本来、そんなに必要無いものです。動物や虫たちは本能的に積極的に食べません。
身体に毒素が溜まりやすい時期には排出を促すために、苦味が美味しく感じる季節もありますが、元気にみなぎっている時は、苦味はほとんど必要ありません。
ですから『苦いけど、辛いけど、身体に良いと聞かされているから我慢してでも食べなければ…。』と無理して食べている時点で、すでに身体にも心にも良くありません。
苦味も辛味も、美味しいと感じる時だけ摂取すれば良いのです。
また苦味や辛味も調理法でまろやかに出来ますし、アクが強い食べ物はアク抜きして美味しく食べれば良いのです。
『野菜は生で食べるのが一番良い』というのも言い過ぎです。どんな野菜でも自分の身を守るための成分を宿していて、『食べられまい』と毒素を出します。その毒素は特定の動物や虫には強烈な毒であっても、人間にはさほど害は無い場合もあるし、『人間に食べられまい』として人間にとっては毒素となる場合もあります。
基本的に種を残してくれる命とは共存しようとしますので、人間が育てている野菜の種を残して存続させていけば、野菜(果物も)は人間にとって害は無く、美味しく感じるように変化していきます。
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まとめると、
良い食べ物、悪い食べ物というのは自分自身の六感の幸せを軸に判断した方が良いということです。
そして何より大切なことは、自分の心の状態です。
自然農の元気野菜はたとえあなたの元に『良い食べ物』としてやってきても、あなたの心に怒りや不満が充満していると、逆に体調が悪くなることがあります。
なぜなら、元気野菜の良い成分とあなたの心のエネルギーが共鳴していないからです。
元気野菜にも育っている過程で『(虫や動物たちに対して)嫌だ、この命に食べられたくない!』と毒素を作り出します。その毒素とあなたの『嫌だ!』の怒りや不満のエネルギーが共鳴してしまうのです。
何を食べても美味しく感じない…。
そんな経験はないでしょうか。私にもあります。それはどんな時だったかと言うと、仕事の心配やお金の心配、家族との不仲などが重なって、やはり心が過度に不安定な時でした。
また風邪をひいて身体自体が弱っていて、食べものの微量の毒素もデトックスできない状態の時などです。
どんなに良い食べ物を目の前にしても、自分の心のあり方や身体の状態次第で、元気野菜も毒にもなりうると言うことです。
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以上、幸せになるための食のあり方や栄養源の摂り方、食と人との相対性について述べさせていただきました。
日々の食と自らの心を見直すきっかけになれば幸いです。
そして、あなたの人生が健やかで幸せでありますようにと、心からお祈りしています。
合掌
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